一人でもできる夫婦関係・パートナーシップがよくなる秘訣
夫の言動にイライラを抑えられない!
妻の不機嫌に耐えられない!
夫婦・パートナーシップは人生の質を左右するとても大きな問題です。
どうすればよい関係を維持できるのでしょうか。
今回の記事では、一人でもできる夫婦関係・パートナーシップがをよくなる秘訣をお伝えしていきます。
具体的な方法も記載しました。ぜひ最後までご覧ください。
コミュニケーションをいかにとるか
コミュニケーションの大切さは言わずもがなと思いますが、そもそも会話ができる状態にない、会話が難しいということもあります。つまり、コミュニケーションをとるためのベースが必要です。まずはパートナーに会話にのってもらうためにできることを考えていきたいと思います。
環境づくり、話しやすいタイミングや場所をねらって作る
話すための環境はとても大切です。話しやすい場所やタイミングのことです。子どものいる家庭では、年齢によりますが、込みいったお話を子どもの前ではしにくいでしょう。パートナーの気分や機嫌に左右されることもあるでしょう。いつどこでなら話しやすいのかを考えてみます。もし考えつかなければ、どうすればその環境を作れるのか考えてみます。いろいろ試してみましょう。車の中、夕ご飯のあと、朝一番の時間、など、夫婦や家庭にあった方法を見つけていきましょう。
あいさつや普段の何気ない会話を積み重ねる
会話ができないくらいの状態だと、本当に少しずつ関係性をほぐしていく必要があるでしょう。基本的なことですが、朝起きたときの「おはよう」、夜寝るときの「おやすみ」、帰ってきたときの「おかえりなさい」「ただいま」、まずはあいさつです。たとえ相手からの返答がなかったとしても、相手の反応を期待せずにとにかく続けます。
ちょっとしたプレゼントをあげる
何かささいなものでかまわないので、プレゼントをしてみましょう。特に理由がなければ、無理やり理由を作っちゃいます
「新商品が出たから買ってみた」
「似合うかと思ったから買ってみた」
「おいしそうだったから自分の分もだけど買ってみた」
なんでもOKです。
毎日はできませんが、ほどよい間隔でやってみるといいでしょう。
小さな願いを聞き入れる
会話をたくさんしていく中で、何を望んでいるかなどの話が出てくることがあります。ぜひ小さな願いを叶えてあげましょう。ちょっとしたスイーツや食べ物、小旅行、欲しいもののプレゼント、時間のプレゼント、言葉のプレゼント、なんでもOKです。相手を大切に思っているということが伝わると思います。
相手に対して否定的になる自分の感情にどう対処するか
いさかいや葛藤は必ずネガティブな感情を感じます。相手に対するそのネガティブな感情に対処していかないとよい夫婦関係・パートナーシップは築けません。ここでは、いかにパートナーへの否定的でネガティブな感情に対処するかのヒントをお伝えしていきます。
感情と距離をおき、落ち着くための施策
激しい感情に対処するためには、その感情と一定の距離を置く必要があります。
その方法として、脳の特性を活用します。それは、脳は一度に一つのことしか考えられないというものです。
具体的には、何か他のことに集中します。いつでもどこでもできるという意味で、身体の感覚や五感の刺激に集中することをおすすめします。これを選択的集中と言います。
例えば、視覚情報。この瞬間何が見えているかに集中する。
聴覚情報。何が聞こえるかに集中する。
呼吸や身体の内部の感覚に集中するということもできるでしょう。
そのためには、まず、自分の状態を客観的に把握する必要があります。つまり、自分が今感じている感情はどんなものかに気づくということ。
怒り、イライラ、落ち込み、悲しみ、などなど、パートナーとの間で感じる感情に敏感に気づいた上で、選択的集中を実践してみてください。
いろいろ試して、自分にあったやり方を見つけていきましょう。
感情に関しては、別の記事で詳細に書いていますのでぜひ参考にしてみてください。
「感情とは?感情に揺さぶられずに上手に対処するためのヒント」
「感情に気づき、見つめることで、感情を活用する準備を整える」
相手に向いている怒りやイライラの根本にある背景をさぐる
ある程度、感情に客観的に気づき、対処ができるようになってから、感情の背景にある自分の価値観や考え方に向き合っていくと改善が早くなると考えています。
「いったい、なぜ自分はこんな感情を感じているのか」
「過去に同じような感情をどんなときに感じていたか」
自問していくと、その根本にある要因が見えてきます。
ポイントは意識して、宝探しのように、自分に向き合っていくことです。
いつかのタイミングで、ハッとその要因に気づくことが出てくると思います。
自分の感情を認めて、自分をねぎらい、いたわる
すべての感情には役割があり、理由があります。
それは決して自分に害をなすものではなく、逆に自分を守ったり、助けたりしてくれるためのものです。
そんなことに気づいていくと、自然と、自分の感情を認めて、ねぎらうことができるようになると思います。
相手の不満にどう対処していくか
お互いに不満がなければ、よい関係になっているはずです。もしそうでないなら、何らかの不満があるはずです。
まずは相手がどんな不満を持っているのかを知り、その不満に対処していきましょう。
不満を認める
パートナーが感じている自分に対しての不満にどう対処していけばいいのでしょうか。まずはその内容に耳をかたむけ、相手の要望をしっかり聞いていくところらからスタートです。
事実はどうあれ、相手が不満を感じているという点について認めます。耳が痛くなるでしょう。絶対に聞きたくない自分の弱みや触れてほしくないことまで言われるかもしれません。
こちらにも言い分があるし、思わず反論したくなることもあるかもしれません。しかし、反論はあとでもできます。まずは、相手の不満や不満の源泉をしっかり聞くことに集中します。
解決策を一緒に考える
不満を確認したあとで、どうやって、その不満を解消するのかを一緒に考えていきます。ゆずれる部分とゆずれない部分があるでしょう。その点もざっくばらんにお話ができるといいですね。
解決に向けて、同じ方向をむいて話し合いができている時点で、問題はほぼ解決したようなものだと思います。
試して、振り返って、修正して、また試す
いわゆるPDCAと言われるものですね。plan(計画)-do(実行)-check(評価)-action(改善)。
最初からうまくいかないことも多いと思います。あきらめずに改善と修正を繰り返していきます。
少しずつでも今の状態や生活の改善を実感してくるでしょう。もしくは、日々の変化は小さくて気づかないかもしれませんが、一定期間のあとに振り返ってみると、意外と大きな目に見える変化が訪れているかもしれません。
おわりに
最後になりますが、価値観の相違についてお伝えしておきます。
まずは、自分と相手の価値観を明確にする必要がありますが、大きな価値観の相違は簡単に埋まるものではありません。
お互いに目をつむるという選択も有効な対処の方法です。
いかがでしたでしょうか。
いくつかの具体的な方法とともに夫婦・パートナーシップ関係の改善についてお伝えしてきました。
短期間に劇的に改善するということを期待するのではなく、一歩ずつ、時間をかけて改善していくというスタンスがよいように思います。
パートナーシップは人間関係の基本となります。すべての人がよいパートン−シップを築かれることを応援しています。
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