感情を活用して毎日を充実させる方法

2020年8月4日

毎日をポジティブな感情だけで気持ちよく過ごすにはどうすればいいか?
答え:そんなことはできない、不可能です。

いきなりびっくりしたかもしれませんね。すいません^^
こう言ったのは、感情は自然と沸き起こるものなので、ネガティブな感情が出てくることは避けられないとお伝えしたかったためです。

しかし、感情は自然と沸き起こるものではありますが、感情を活用する視点を持つと様々な意味で人生や生活の質が大きく改善されると思います。

感情が人生の質を左右すると聞いて、多くの方は実体験から納得されるのではないでしょうか。

今回の記事では、感情の活用の仕方をお伝えしていこうと思います。

私は、臨床心理士として、普段から感情を扱いながらカウンセリングセッションを行っています。それらの経験から感情の活用についてお伝えしていきます。ぜひ最後までお読みください。

ネガティブな感情のポジティブな側面

日常生活で感じる感情の中には、ネガティブに感じるものも多くあります。

例えば、
・怒り
・嫌悪感
・恐怖
・不安
・悲しみ
などなど。

これらのネガティブに感じる感情にも実はポジティブな側面があります。
最初は、こられらのポジティブな側面に目を向けることから始めてみましょう。

それぞれのポジティブな側面を少し説明してみます。
・怒り:自分を守ってくれる感情
・嫌悪感:身体に悪いものを排除する
・恐怖:危険から身を守る
・不安:自分の大切なものや価値観に気づかせてくれる
・悲しみ:絆を作ったり、絆を確かめるための感情

ネガティブな感情は生きるために必要なもので、大切な役割を担っています。
このことを知るだけでも、感情と上手に付き合っていけるきっかけになるかもしれません。

ネガティブな感情を認めて、受け入れる

ネガティブな感情についていくつかの側面を知った上で、
次に、ネガティブな感情そのものを認めて受け入れるフェーズです。

そのための3つの工夫と考え方をご紹介しようと思います。
・日常的に落ち着く時間をとる
・日記のすすめ(筆記療法)
・不確実性、未熟、足りない存在

日常的に落ち着く時間をとる

散歩、ティータイム、お風呂、ボーッとする、
など、自分自身が落ち着いてリラックスできる活動や環境をつくっていきます。

これらの時間は本当に大切で、たとえ忙しかったとしても、意識して、生活の中に入れ込んでみましょう。

もちろん、できる範囲でいいと思います。

日記のすすめ(筆記療法)

出来事ではなく、感情を中心に日記を書いてみてください。
そのとき、誰かに見られるからと遠慮しないようにします。

誰にも見せないものとして、思うままに書いてみましょう。

もしかしたら、自分の暗い部分、闇の部分が出てくるかもしれません。
人や自分への罵声や汚い言葉が出てくるかもしれません。
それでも、思うままに、書きなぐるように書いてみましょう。

これも、感情に向き合い、距離をとりながら、上手に感情を処理していくために効果のある方法です。

不確実性と未熟さ

世の中は不確実なもので、確かなものなんて何一つない。
目に見えるものも、目に見えないような感情も、すべて変化するものです。

そして、自分も含めた人間の未熟さや足りなさは、あって当然のもので、完璧で非の打ち所のない人はいないと思います。

ぜひ周りを見渡してみてください。

もしこれまであなたを傷つけたり、責めたり、嫌な思いをさせた人がいるとして、その人も不完全で未熟な人だと思いませんか?

このように自分も含めた人間の未熟さみたいなものを分かっておくと、ネガティブな感情を認めて、受け入れることがしやすくなると思います。

得たい感情を得る

これまでお話してきたことをやりながら、次にお伝えすることを考えてみてください。

あなたは、どんな感情を感じていたいでしょうか。

冒頭で毎日をポジティブな感情だけで気持ちよく過ごすことはできないと伝えました。

そのことを分かった上で、それでも、どんな感情を得たいか決めてみましょう。

その次に考えることはこれです。

「そのための方法を複数持つ」

おそらく多くの方は、楽しみや喜びや安心感など、ポジティブな感情を感じていたいと考えていると思います。

どうすれば、そんな感情を感じれるかの選択肢をたくさん持つことを考えてみてください。

音楽、お笑い、漫画、などのコンテンツで心地いい感情を感じれるかもしれません。

美味しい食事、飲み物、人と楽しく一緒に過ごす、などを挙げる方も多いでしょう。

アロマ、楽器演奏、自然に触れる、ペットと遊ぶ、子どもと一緒に過ごす、

いろいろ出てきますね。
こんな風にして、できることを増やしていきます。
少しずつでも意識して行動していたら、気づいたら、得たい感情を得られるようになってきます。

感情を活用するとは、つまり、ネガティブな感情もポジティブな感情も受け入れて、生産的で未来につながる行動を増やしていくことだと思います。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

感情を活用することをテーマに、そのための準備や行動などをお伝えしてきました。

知っているだけでも行動や反応が変わってくることもあると思います。

今回の記事で感情のすべてもの課題が解決するわけではありませんが、何かのお役にたてれば嬉しいです。