自分の障害特性や症状を把握して、第三者へ説明できるか

精神障害者の就労支援を行っていて、自分の特性や症状をうまく人に伝えられない方に多く出会います。障害者雇用は、障害があるということを前提にした雇用です。事業主にとって、どのような障害があるのか、どんな症状なのか、どんなことに困っているのか、などは障害者雇用における最大の関心事です。

 

障害特性を人に説明してみる

説明できればOK、そうでないなら、しっかりと表現できるようにしておいたほうがいいでしょう。かつ、そのまま伝えるのではなく、事業主に分かりやすく、しっかり仕事ができるということをアピールできるものでなければいけません。そのためには、自分自身を振り返り、症状のエピソード、症状出現のきかっけ、対処の方法、生活や仕事上での困りごと、などを整理していくことがとても大切です。

もちろん、嘘をついたり、オーバーにアピールしたり、話を盛ったりするものではありません。また事業主は仕事ができるかどうかに関心があります。事業主に対して症状や障害のすべてを説明するのではなく、必要なことを説明するということがポイントです。

 

障害の理解を深める

症状や特性の理解と就職するために、以下の質問を自分にしてみてください。
・睡眠、食事、生活リズムなど、日常生活で困ることは?
・仕事をしていく中で困るだろうことは?もしくはこれまで困ったことは?
・何にストレスを受けやすいか?
・体調が悪化する引き金は何か?

特に仕事上で困るだろう、と思われることをピックアップしてみて、どんな対処法があるのか考えてみてください。

たとえば、

社交不安症で、対人関係の苦手さがある。お昼休みは一人で過ごせるように配慮してもらいたい。

ADHDで、不注意の特性があり、視覚的な指示かメモをしっかりとる時間をいただきたい。

過敏性腸症候群でストレスがかかるとお腹を下しやすいため、トイレにいく回数が多かったとしても許可いただきたい。 など。

 

自分自身のことをじっくり振り返って考えるわけなので、相応の時間がかかるかもしれませんが、とても大切なプロセスだと思います。

 

日本カウンセリングオフィスでできること

当カウンセリングオフィスでは、精神障害者の方の状態や症状のコントロール、応募書類の書き方、面接の対策、支援機関の紹介など、さまざまな視点でのサポートが可能です。