マインドフルネスやセルフコンパッションを子育てや夫婦関係に活用していく例

マインドフルネスとセルフコンパッションは、日常生活でのストレスや不安を緩和するために有効な方法です。親子関係や夫婦関係などの人間関係においても、関係を深め、より充実した生活を送るために役立ちます。ここでは、その方法をご紹介します。

マインドフルネスとセルフコンパッションの日常生活での活用方法

マインドフルネスの活用

マインドフルネスとは、意識的に現在に集中することです。現在とは「いま、ここ」と表現されることも多いですね。ストレスや不安にとらわれず、自分の感情や身体の感覚に注意を払うことで、落ち着いた状態を作り出すことができます。

たとえば、子どもたちと一緒にいるときには、話している内容をよく聞いて、子どもが何を感じているのかを理解してみましょう。夫婦関係も、相手の言葉や感情に注意を払い、相手の立場に立って物事を考えることでいい関係が作れます。

セルフコンパッションの活用

セルフコンパッションとは、自分自身に優しく接することです。自分を厳しく批判するのではなく、欠点や失敗に対して寛容な気持ちを持つことが大切です。

たとえば、子育で自分自身を責めすぎないことです。時には、育児に失敗したと感じるかもしれませんが、自分に優しく接し、自分ができることを精一杯やっていればそれでOK。このように考えてみてください。

夫婦関係におけるマインドフルネスとセルフコンパッションの活用法

夫婦関係は、お互いの欠点やストレスが原因で、摩擦が生じることがあります。しかし、マインドフルネスを実践することで、相手の言動を客観的に捉え、自分の感情を上手にプロセスできるようになります。

また、セルフコンパッションを実践することで、自分にも相手にも優しい気持ちで接することができます。相手の言葉や行動に傷ついたときに、自分に対して「傷ついた気持ちを受け入れ、自分自身を励ます」というセルフコンパッションの考え方を持つことで、より良好な関係を築くことも可能です。

たとえば、夫婦関係では、過去の出来事や悪い記憶に引っ張られて、相手に敵対的な態度や言葉を向けることがあります。そんなとき、立ち止まって、踏みとどまれるかはとても大切だと思います。

傷つき体験や良くない思い出は、別でプロセスする必要があります。とても大切なことですが、言い合いをしても二人のコミュニケーションが良くなることはないでしょう。

立ち止まって、自分の考えや感情に気づくことはマインドフルネスが役にたちます。

子育てにおけるマインドフルネスとセルフコンパッションの活用法

子育てはとてもストレスがかかります。親はついイライラしてしまいがちですよね。マインドフルネスを実践することで、自分の感情を受け止め、冷静な判断ができると子育ての助けになります。また、セルフコンパッションの実践から、自分自身を受け入れ、自分に対して優しくなることも大切です。親は子育てで必ず失敗するものです。必要以上に自分を責めることは苦しさの元になります。

親がストレスを感じていると、子供たちも不安になることがありますが、親が冷静であれば、子供たちも安心するでしょう

さらに、親子関係においては、親が子どもに対してマインドフルネスとセルフコンパッションを教えられると素敵ですね。

たとえば、子供が泣いている時に、「大丈夫、泣いてもいいよ。悲しい気持ちを感じているんだね。」と言うことで、子どもが自分自身を受け入れ、自分にやさしさを向けることができるようになります。

まとめ

特に、親子関係や夫婦関係においては、相手の気持ちや状況に敏感になり、自分自身の感情や反応をコントロールすることが必要です。

マインドフルネスやセルフコンパッションは、日常生活や親子関係、夫婦関係など、あらゆる場面で有効に活用できる方法です。

これらを実践することで、ストレスや不安を軽減し、充実した生活を送ることができます。また、他者に対しても優しい気持ちで接することができるようになり、より良い関係を築くことができます。是非、日常生活に取り入れてみてください。

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