育児ストレス別の対処法を解説します

育児ストレスは放っておくと、子どもへの愛情を壊し、夫婦関係を破壊し、望まない結果をうむ可能性があります。

そうしないための方策は自分だけではなく、子どもにも良い影響があるでしょう。

ほんの少しの工夫でストレスへの対処ができるとしたらどうでしょうか。
知っているか知らないかだけの差が幸福感や人生の質に大きく関わってきます。

育児ストレスに関して、家庭支援や親子支援を行っている臨床心理士が、臨床経験から効果があると感じた方法をお伝えします。

簡単にできる具体的な方法もお伝えしてますので、ぜひ最後までお読みください。

育児ストレス別対策法

以前、育児ストレスを種類別にご紹介しました。少しおさらいです。
以下のようなストレスに大別できました。

  • ママの体調
  • 子どもから生じるストレス
  • 夫やその他の環境から生じるストレス

一つ一つ、そのストレスの対策をみていきます。

ママの体調

ママの体調をよくするためにできることはなんでもしましょう。

  • 家事の負担を減らすこと
  • 睡眠の時間や質を高めること
  • ママのリラクゼーションの時間をとること
  • 孤独ではなく、つながりを感じられるようにすること
  • 一人で抱えずに相談すること

できることはたくさんあり、その方法もいくつも考えられます。
自分にあったやり方を探していきます。

そのときにも、第三者の視点があると、課題を突破しやすくなると思います。

子どもから生じるストレス

子どものコントロール不可能感や発達の心配などがそのストレスの主な要因です。

この点にどう対処していくかを考えてみます。

コントロール不可能感について、

  • コントロールできないことがあると知ること
  • 自分ができることとできないことの線引をしっかり行うこと
これらが肝要です。

できないことに悩んでも解決はしません。

できることに意識とエネルギーを集中させていきます。

たとえば、コントロール不可能感からくる自分が感じる不安やイライラに対しては、対処ができます。

泣きじゃくる子どもの原因と思われることに対処をすることも一つです。おむつやミルクや着替え、だっこ、など、全部やってみます。

時間の経過でほとんどの場合泣き止むので、「待つ」ということもできることの一つです。

これらの工夫をカウンセリングの中で一緒に考えたり、心理学の視点からフィードバックすることも多くあります。

発達の心配は、保健センターの保健師や臨床心理士、小児科のドクターなどの第三者の意見をぜひ聞いてみましょう。必要のない心配をしていることもあるでしょう。

夫やその他の環境から生じるストレス

夫や環境の何がストレスかを同定することが最初の一歩です。

分かっただけでストレスと感じなくなることもあります。

次に、夫と話せるなら話しあいましょう。
コミュニケーションの方法が大切になりますね。

そのためにも自分が何を感じ、何を求めているかをはっきりさせる必要があります。カウンセリングでは、その明確化と適切なコミュニケーションについて一緒に考えていきます。

夫のパーソナリティや価値観の違いから話し合いが難しい場合もあるでしょう。

その時は、やはり、出来ることと出来ないことの線引きをして、出来ることをやっていきます。自分が安定し、影響力を高めていきます。すぐに効果があるわけではありませんが、必要なアプローチだと感じます。

大きな価値観の違いへの対処法は、お互いに触れないようにすることも立派な方法です。

一律の解決策があるわけではありませんが、あなたにあった方法を探していきましょう。

育児ストレスに共通する対策法

育児ストレスに共通する対策としては、ずばり感情です。

感情的な様々な課題に関して、上手に対処できるようする。

これができるようになると、ストレスを乗り越える大きな武器を手にすることになると思います。

感情については、別の記事に詳細を書いていますのでぜひ参考にしてみてください。

簡単に紹介すると、感情を以下の順番で適切にプロセスしていくことです。

①気づく
②受容する
③調整する
④意味づけする

カウンセリングでは、これらのスキルを高めるトレーニングの方法もご紹介しています。

おわりに

いかがでしたでしょうか。ストレスの軽減は多元的なアプローチを並行して行っていくことで効果を大きく感じることが出来ると思います。ぜひ参考にしてみてください。