職場のメンタルヘルス

働き方改革が始動する中で、残業の抑制やパワハラの禁止などの様々な施策が実施されています。変化のタイミングは大変なこともたくさんあり、管理職も非管理職にとっても自身のメンタルヘルス対策がとても大切で急務だと感じています。

職場のメンタルヘルスの向上のために必要なこと

従業員のメンタルヘルスの向上のためには、以下の2つの点に注意していく必要があります。

職務充実度の向上

・組織の目標とビジョンの共有
個人が希望の業務内容や役割につき、結果を出すために、組織の目標とビジョンを共有し続けることが大切になります。

・個人としての職務充実を高める
個人が何を思いどんな考えで仕事に従事しているのか、何がしたくて、どういうときに楽しいと感じたり、達成感ややりがいを感じるのか、など、個人の希望を把握し、そのために職場ができる環境を提供することで個人の職務充実を高めていきます。

・個人と職場の文化の適合性を高める
できれば、組織から押し付けるのではなく可能なかぎり、職場の文化や規範を自己決定させることが理想的です。

セルフケア

・睡眠、食事、運動などの生活リズム
・仕事上で相談できる人がいるかどうか
・家族や友人などの他者のサポート
・リラクゼーション法、ストレス対処法があるか

など、様々な工夫からメンタル面のセルフケアが可能です。これらは、知識として知っているかということがまずあって、永続的に仕事で結果を出し続けるために気を遣っておきたい点です。セルフケアについては、後ほど別にお伝えしていきたいと思います。

ラインケア

ラインケアとは、管理職がなすべきメンタルヘルスのためのケアです。そのラインケアのポイントを紹介します。

まずは、従業員の状況や状態を把握することがとても大切です。
そのためには、しっかり見てあげることと普段からのコミュニケーションが肝要になります。

しっかりと把握しておきたい点として、以下が挙げられます。
・不調のサイン
・能力
・人間関係
・環境、やり方、プライベートの課題や悩み
・長時間労働、異動、人事考課の影響

具体的な対処や行動面については、安全配慮と必要に応じた健康管理のためのリファーが挙げられます。

セルフケア

セルフケアとは、自身でメンタルヘルスの維持と向上のために行うケアのことです。先程も簡単にお伝えしましたが、自身の状態を把握、適切にケアすることができるかが非常に重要になります。

セルフケアにおいては、睡眠や食事などの健康的な生活リズムや生活態度で日々を過ごせているか、不安やストレスなどにうまく対処するためのスキルや心構えや耐性を持っているか、周りからのサポートが受けられているか、など工夫できる点が多数あります。カウンセリングでは、セルフケアのための知識やテクニックをお伝えしたり、その場で実践したり、モニタリングしたりと、文字通りセルフケアを自分でできるようにサポートしていきます。

参考文献
職場のメンタルヘルス実践ガイド―不調のサインの見極め方診断書の読み方から職場復帰のステップまで

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