夫婦のコミュニケーション解説の第二弾!仲が良くなる夫婦のコミュニケーション!

前回の記事では夫婦の破壊的なコミュニケーションについてお伝えしました。今回は絆を深めるコミュニケーション、仲が良くなる工夫やスタンスについてお伝えしていきます。

仲が良くなる夫婦のコミュニケーションの4つの基本的なスタンス

まずはじめに4つの基本的なスタンスをお伝えします。この原則にのっとっていれば、大きないさかいや喧嘩は避けられるでしょう。逆に信頼関係をきずき、二人の仲を深めていくことになります。

話を聞く

「どんな気持ちなのかな~」と相手の立場で想像する!


まず最初は、相手の話をしっかり聞くことです。相手が話している間は、途中で口をはさまずに、最後まで聞きます。内容も大切ですが、一番重要なのは、相手の感情を想像しながら聞くこと。

「どんな気持ちなのかな~」と相手の立場や立ち位置で想像してみます。

そうするときっと相手は、話しを聞いてもらっている感覚や自分が大切にされている感覚を得られると思います。

先入観のない心と頭で耳を傾ける

自分のこころをオープンにして、相手の話に耳を傾けてみましょう。先入観や決めつけをなくして、まっさらな頭と心でお話を聞いていきます。

自分が思うことや感じることも出てきますが、いったんそれは脇に置いておきます。あとで、自分の意見を言うことがあってもいいですが、最初は、相手の言うことを理解することにエネルギーのほとんどを傾けてみてください。

カウンセラーの傾聴の訓練でもとても大切な考え方とスタンスだと思います。普段の私たちは、思いのほか、自分基準でものごとを見ているので、そのことにしっかり気づけるかが肝になります。

お互いの話を正当だと認め、受け入れる

相手も正しい、自分も正しいというスタンス!


相手の言うことをいったんはすべて正当なものだと認めて、受け入れてみましょう。

自分とは相反する価値観からの発言もあるでしょう。到底受け入れることができないかもしれません。

それでも、相手にとっては、真実で、正しいことなのです。

言い換えると、「相手も正しい、自分も正しいというスタンス」です。「あなたはあなた、わたしはわたし」とも言えますね。相手が正しいからといって、自分が我慢したり、押さえつける必要はありません。

自分の考えや気持ちを穏やかに、簡潔に、ゆっくりと表現する

穏やかに、簡潔に、ゆっくりと!


これはコミュニケーションにおいて、本当に大切なポイントです。

穏やかに、簡潔に、ゆっくりと、話してみてください。

これができると、喧嘩はエスカレートしないし、破壊的な夫婦のコミュニケーションになりにくいと思います。

難しさはあります。いきなり完璧にはできないでしょう。それでも心がけることで、少しずつでも習慣化されていきます。

ぜひチャレンジしてみてください。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

今回は、大枠の基本的なスタンスとして4つほどご紹介しました。頭のかたすみに入れておきながら、夫婦のコミュニケーションをすすめてみてください。

きっと効果を実感されると思います。

当カウンセリングルームではカップルカウンセリングも行っております。興味がのある方はぜひご検討ください。

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参考文献

ベロニカ・カロス・リリー (著) カップルのための感情焦点化療法ー 感情の力で二人の関係を育むワークブック 金剛出版

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