うつ病とは?特徴や症状を解説

2020年6月21日

うつ病とは、気分の落ち込みや興味関心がなくなるなどの、「気分」に関する病気です。気分を感じたり作っているのは、脳なので、脳の病気ともいえますね。

うつ病の主な症状は?

  • だるさや頭痛やお腹が痛くなるなどの身体症状
  • 眠りが浅くなったり、逆に寝過ぎてしまう
  • 集中力がなくなったり、疲れやすい
  • 自分を価値のないように感じる

などの様々な影響をもたらします。

一生のうちにかかる確率がとても高い病気で、自殺のリスクも大きくなり、程度によっては日常生活が送れなくなるほどの重い障害をもたらす怖い病です。

うつ病の特徴は「患者数と再発率の高さ」

うつ病は、誰でもかかるかもしれないメジャーな病気です。海外のデータでは生涯有病率は十数パーセントと言われています。10人に1人はかかる可能性があるということです。

うつ病の再発率は50%

うつ病は再発率がとても高いことが知られています。治療してせっかく治っても、50%の方が再発すると言われています。再発を繰り返す人がとても多い病気です。そのため再発予防がとても大切です。

そして、自殺リスクが高まることも知っておきたい特徴です。自殺を試みる人の多くが精神疾患があるというデータがありますが、その中でもうつ病の割合が半数近くあります。患者数が多いという理由ももちろんありますが、注意が必要です。

特に回復段階でリスクが高まることが指摘されているので、少し良くなってきたな〜という頃はより注意深くなければいけません。

うつ病の種類は大きく「7種類」

うつ病はいくつかの種類に分けることができます。

  • メランコリー型
  • 非定型
  • 季節性
  • 混合性
  • 精神病性
  • 緊張病性
  • 周産期発症

しかし、一般には、医師からうつ病の種類まで告げられることはあまりないですし、その分類も難しいものがあります。

メランコリー型うつ病

興味や喜びの喪失がとても強く重い特徴があります。朝がしんどくて、夜になると軽くなったり、早朝に目が覚めるなどの特徴もあります。また、食欲がなくなる、動きが鈍いまたは動けない、強い自責感などがあげられます。抗うつ薬が効きやすいです。

非定型うつ病

典型とされるメランコリー型ではないという意味で、メランコリー型とは反対の特徴をしめします。対人関係の敏感さ、仮眠、食欲増進、他の人を責める、などの特徴があります。

季節性うつ病

秋から冬にかけてうつ状態になり、春には軽くなるというものです。

混合性うつ病

うつ病の基準をみたし、躁の症状があるものをさします。このタイプは後に、双極性障害や躁病などに診断が変更される可能性があるため、お薬の選択に注意が必要になります。

精神病性うつ病

うつ病の中でも重症度が高いタイプです。妄想や幻覚があり、現実を認識することに難しさがあります。

緊張病性うつ病

しゃべらなかったり声かけに反応がない、相手と同じ動作をする、相手に動かされた身体の体勢をずっと維持する、などの特徴があります。

周産期発症のうつ病

生まれたばかりの赤ちゃんにも影響するので注意が必要です。

重症度に応じた適切な治療が必要

適切な治療を受けるためには、うつ病の重症度をはかることはとても大切なことです。

一般に、抗うつ薬などの薬物療法は、中等度から重度のうつ病に効果がよくあり、軽症の人にはあまり効かないという特徴があります。

薬には副作用もあるので、飲まなくて治るなら、飲まない方がいいでしょう。なので、重症度によっては、服薬しないで治癒する方法を模索してもいいかもしれません。心理療法やカウセリングと薬物療法の併用なども効果が確認されています。

中等度や重度のうつ病や薬物療法が中心になります。種類や量を医師としっかり相談しながら治療を進めていきます。精神病性の重度のうつ病や自責感などから自傷の可能性が高い場合は入院治療の可能性も考える必要があります。

日本うつ病学会の治療ガイドラインでは、軽症から重症度まで前例に行うべき基礎的介入として、支持的精神療法と心理教育があげられています。その上で、適切な薬物療法やその他の治療法が推奨されています。