不安と恐怖の感情のトレーニング(不安編)

不安や恐怖にどう対処するかということが幸せに生きていくためには大切です。不安や怖れがない人はいませんが、不安や怖れとどう向き合っているかの違いが幸せや安心感に大きく影響します。このコラムでは、不安や怖れにどう向き合い、どう対処するのかのコツやヒントをお示しできればと考えています。

感情のトレーニング

不安や恐怖は感情です。

不安や恐怖への対処とは、つまり感情にどう対処するかということに他なりません。

感情とはいったい何なのか、どういう特質・特性なのか。
そして、どう向き合い、どう対処していけるのか、など、感情に対するトレーニングを受けることで、上手に付き合っていくことができるようになると思います。

不安への対処は、不確実性への対処と同じ

不安とは、未来に対しての感情で、多くがまだ起きてないことに対して感じるものです。

つまり、不安の対処とは、不確実なことにどう対処するのかということだと思います。

また不安を感じることのメリットとして、将来や未来への準備ができるという点があげられます。

不安を感じるから、そうならないように準備ができるのです。

つまり、不安はある程度必要な感情なのです。

では、どのようにその不安に対処していけばいいのでしょうか。

身体レベルで落ち着きを取り戻す

不安を感じているときは、身体がなんらかの反応をしています。

それはリラックスしているときとは真逆の反応です。

身体をリラックスさせ、落ち着いている状態にすることができれば、不安への対処としてはとても有効です。

それは、自律神経のバランスをどう整えるのかということです。

そのための方法はとてもたくさんあるのですが、呼吸法や筋弛緩法、自律訓練法や、グラウンディング、センタリングなど比較的簡単にできる方法がとても多くあります。

不安を感じるたびに、毎回毎回はできないかもしれませんが、意識して続けていけばできるようになっていきます。

トレーニングは地道なものですが、トレーニングすることで感情を上手に乗りこなし、活用していくことができるようになります。

認知レベルで不安に向き合う

不安は不確実で何か分からない未来に対する感情です。

未知なもの、不確実なものに対して感じるため、その未知なるものを明らかにすることで不安を減らすことができます。

自分はいったい何に不安を感じているのか、その対象を明らかにするという認知レベルでの対応でも不安に対処することができます。

また、先に記しましたが、「不安は決して悪いものではない」と認識できることで不安に対する感じ方そのものもポジティブなものに変化できます。

不安を打ち消したり、無くしたりするのではなく、いかにして不安を抱え続けることができるかという認識にシフトすることが大切だと思います。

これらの考え方はトレーニングすることでうまくできるようになります。最初は慣れないかもしれませんが、継続は力なりです。続けていればできるようになっていきます。

また、不安を感じる時はどんな時なのか、きっかけや引き金が何かあるかもしれません。

不安障害は遺伝する

遺伝的に不安を感じやすいという方がいます。

家族や親族に不安障害や精神的な不調がある場合は、ご自分にもその傾向があるかもしれません。

自分は不安を感じやすいのかもしれない、と、どこかで分かっておくことで、より準備ができ、対処がしやすくなると思います。

また、もし不安を感じやすいとしても、やること、やれることは一緒です。

地道に自分なりのやり方を構築していきます。

改善・解決のために

臨床心理士は精神的なこころの問題の専門家です。

そして、こころの問題の多くが、不安や恐怖や恥などの感情と関わりがあります。

記事中にお示しした方法を活用して、自分なりの対処法をつくっていただけるととても嬉しく思います。

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