幸せな家族関係が大切である理由とそのつくり方

幸せな家族関係が大切な理由

家庭は生活の基盤です。子どもにとっては、生きていくために家族の協力が不可欠で、家族が全てといってもいいでしょう。その証拠に夫婦間不和やDVや虐待が発達や成長に強い悪影響を与えることが分かってきています。

大人にしても、心の安定や充実感や幸福感は家族関係や家庭の環境に大きく影響されます。ここらへんは、説明するというより、経験的に多くの方が分かっていらっしゃることだと感じます。

肉親が全くいない方もいらっしゃいますし、独身で一人でいることが悪いということではもちろんありません。家族関係は基本的に血のつながりがあることがほとんどだと思いますが、血のつながりだけではない家族の形もあるし、仲間と強くつながりを持っている人もいます。幸福の研究によると、そのような人間関係を持っているかどうかが大きく作用するようです。

ハーバード大学の75年に渡る成人発達研究の結果、幸福で健康な人生を送るために何が必要なのかがはっきりと分かったと報告されています。それは、良い人間関係に尽きるというものでした。その研究では、3つのことを教訓として伝えています。
・周りとの繋がりは健康に良いということ。
・身近な人たちとの関係の質が大きく関わっているということ。
・良い関係は身体の健康だけではなく、脳にも良いということ。

幸せな家族関係のつくり方

自分自身が余裕を持つ

自分に余裕がなければ、相手にやさしくすることは難しくなります。いかにして、自分が余裕を持てるようにするのかということが、相手に愛や感謝や優しさや慈しみを提供する上でとても大切になってきます。余裕というのは、心理的余裕のみならず、経済的余裕や健康であることなどいろんな側面があるでしょう。仕事のプレッシャーなど、家族とはあまり関係のない領域でのストレスコントロールなども重要です。

相手の話を聞く(カウンセリングマインド)

相手の話を聞いているようで、本当は聞いていないという人は正直多いのではないでしょうか。私自身も身に覚えがあります。真剣に話を聞くというのは、実はとても大変なことだと思います。相手の話す内容だけではなく、表情やその時の気持ちや考え方、背景にある価値観なんかを想像しながら話を聞きます。分かったつもりにならずに、100%理解はできないけどとにかく分かろうとする、こんな姿勢が大切です。そんなカウンセリングマインドを少しでも家族に向けることができると、家族のよい関係づくりには役にたつと思います。

言葉がけ

言葉は、家族の関係づくりにはとても大切な要素です。感謝を伝え、自分に非がある場合は素直に認め、相手を気遣いながら会話をつむいでいきます。その時、先程お伝えしたカウンセリングマインドが役に立つでしょう。相手がどんな気持ちになっているのか、どんな考えなのかを想像しながら、相手を分かろうとする姿勢がとても大切です。批判、否定、非難をせずに、相手を尊重できるかどうかが幸せな家族関係を築くために必須の要素だと思います。

イベントや記念日を楽しむ

誕生日や節分、ひな祭り、敬老の日、クリスマス、お正月など、家族や仲間で楽しめるイベントは場をなごませ、良い関係づくりに効果的に影響します。月に1回くらいはあってもいいのではないでしょうか。そんなにないという場合は、イベントや記念日を作り出してもいいと思います。家族や仲間で食卓を囲いながら、たこやきパーティーや鍋パーディーなんかしてもいいでしょう。マンネリにならないように、変化をつけていくことも心がけると飽きずに楽しめると思います。記念日を祝うということは、それ自体が家族関係を大切に思っている表れでもあります。

感情的にマイナスな状況である場合

幸せな家族関係を築きたいけど、現在、感情的に強いわだかまりがあったり、大きな問題があったりするとそれどころではありません。そんなときは、マイナスな状態をいかにフラットにしていけるか、このように段階的に良い関係が築けるようにしていくしかありません。

マイナスな状態と言っても、それぞれ千差万別な状況や状態があります。夫婦関係や親子関係の不和、子どもの問題行動や不登校、精神疾患や大病や身体的な障害の有無、介護問題、経済的な困難さ、個人のパーソナリティや価値観の大きな違い、などが挙げられます。

今回のブログでは、そんなそれぞれのマイナスな状態に関して細かく言及できませんが、心理的課題や人間関係の葛藤に関しては、カウンセリングがきっかけで改善やよい効果を感じることができると思います。

受け入れるしかない事実もあり、全てが望みどおりに解決するということはないかもしれません。しかし、そんな受け入れなければいけない事実をどう捉え、整理し、自分に取り込んでいくのかという点で、やはり、心理療法やカウンセリングはうまく活用できるものだと感じます。

Posted by koudaiomote