大人の発達障害の方がカウンセリングで得られること

どうして大人にって発達障害に気づくのか

社会に出てから発達障害の特性に気づいたり、または、気づいてはいたけど、具体的に困ったことがたくさん出てくるというケースを多くみてきました。これまではなんとか出来ていたけど、カバーできないくらいに困りごとが出てくるタイミングです。

仕事は、期日を守ることや成果物のクオリティを高めることを求められ、段取りやプランニング、コミュニケーションや調整力など、様々な能力を駆使して進めていくものです。社会人初年度は求められることが少なく、なんとかなっても、2年目、3年目と年月を減ると、期待値も大きくなりそのタイミングで困り感が出て来る人もいます。

できないことや上手くいかないこと、困ることが多くなると、抑うつ状態になったり、身体症状が出たりと、二次的な症状を呈することもあります。そうなる前の早めの対処がとても大切になってきます。

大人の発達障害の方がカウンセリングで得られること

大人の発達障害の方がカウンセリングを受けて得られることとして以下のようなことがあると思います。
・自分の得意・不得意を整理し、理解する
 自分の認識だけではなく、事実をヒアリングする中でできるだけ客観的な内容に整理します。

・困りごとの具体的な対処法を検討できる
 困りごとを整理できたら、次に具体的な対処法を検討します。大きな決断としては、転職やキャリアチェンジなども考えられるかもしれません。

・感情的な落ち着きが得られる
 困っていることを一人で抱え込まずに誰かに相談することで得られる安心感やカウンセリングから得られる希望は、思いのほか、大切です。感情的な落ち着きを取り戻す手助けができると考えています。

発達障害が原因での困り事は、努力でスキルをあげて、現実に対処しようとしてもあまり実りはありません。環境の工夫や周りへの理解や協力をいかに得ていくかという視点がとても大切になると思います。

何より発達障害の怖い点は、二次的な影響だと私は考えます。具体的には、自己肯定感や効力感の低下、周りの人間関係の悪化、うつの発症や不安の増大などですが、カウンセリングを通してそのような悩みに対処していけると考えています。

服薬でとても楽に生活できるようになるケースもありますので、専門医としっかり相談しながら対応を考えられるといいでしょう。場合によっては、そのこともカウンセリングのテーマとして扱うこともあるでしょう。