双極性障害の家族向け支援のプログラムを実施して

2019年5月24日

双極性障害の当事者と家族向けの講座の企画と実施を通して、あらためて思うことがあり記録しておこうと思います。

まず一つ目は、このような講座の開催が、本当に自分がやりたかったことの一つだと改めて気づいたことです。
講座開催にとどまらず、カウンセリングでもブログによる情報提供でも、精神疾患や障害のある当事者や家族の方のサポートが少しでもできることを願っています。

二つ目は、家族の支援に自分が大きな価値を感じているということです。
私は1対1のカウンセリングを実施するときでも、家族がベースにあるという考え方で関わります。
私自身が家族療法を学び、家族の臨床に興味を持ってきたということが影響しているんですが、家族の支援ができることに個人的な喜びを感じます。

双極性障害はうつと躁の状態が波のように押しよてせてくる疾患です。躁のときは、行動的で努力もするので社会適応もよく周りからも高い評価を受けることがあります。しかし、その分、疾患で社会生活がままならなくなり、仕事や家族を失ったときの喪失感はとても大きなものがあります。また、安定してきた際に、人生を取り戻すかのように頑張ってしまい再発するというケースもあります。

私はこれまで、どちらかというと疾患の初期の状態ではなく、すでに疾患の影響で大きなものを失ってしまった方に多く関わってきた経験から、できるだけ早いタイミングでの支援と取り返しがつかなくなる前に踏みとどまれるようなサポートを提供したいと強く感じていたということだと思います。

双極性障害は治療のガイドラインがしっかりしており、特に躁状態においては、服薬で多くを抑えることができる疾患です。だからこそ、そのことをたくさんの方の知っていただきたいと思っています。

この記事や私のサイトが必要な方のお役に立てることを願っております。