夫婦喧嘩で不仲になると関係は修復できない!?喧嘩が増えた時に夫婦カウンセリングをおすすめする理由

夫婦喧嘩ばかりの毎日が続くと、「もう関係修復は難しいのかな」と不安を抱えて未来が暗く思えてくるもの。

歩み寄ることが難しいと思われる夫婦でも、向き合い方を変えるだけで劇的にケンカの回数は少なくなり、素敵な関係になることも可能です。

夫婦喧嘩で不仲になってしまった二人が、カウンセリングをすることで日常が変化できる理由をお伝えするので、けんかが増えてしまった時の参考にしてくださいね。

大切な子供に与える影響や離婚に至るまでの経緯、仲直りの仕方も合わせてご紹介しているので、夫婦とはどうあると幸せになれるのかのヒントにしていただけると嬉しいです。

夫婦喧嘩が子供に与える影響

子供は罵声や怒声で音に対する恐怖心が植え付けられる

夫婦喧嘩が起こると、罵声や怒声など大きな音が鳴り響くことで、子供は音に対する恐怖心が芽生えます。

聴覚からの情報は、記憶に直接影響を及ぼすものです。聴覚優位タイプの人であれば、耳から聞いた音が記憶に残りやすく、子供の頃の思い出が罵声や怒声がきっかけで、この先の人生でトラウマとなる事も。

他人の怒鳴り声さえも、両親の言い争いを思い起こすトリガーとなり、パニックを引き起こす場合もあります。

大きな音が苦手になったり、小さな物音でも敏感にキャッチして生活に支障を及ぼすようになるだけでなく、両親に関連するワードや出来事を無意識のうちに避けようとしてしまうという心理的症状が起こることもあるのです。

大好きな両親が傷つけあっている事で子供に衝撃を与える

子供にとって夫婦喧嘩は、とても衝撃的なもの。

日常的に行われているとしても、大好きな両親が互いに傷つけあっている姿は、ショッキングな映像と言えます。

繰り返される度に、「僕の大好きなママを怒らないで」「私の大切なパパを叱らないで」と心から感じているかもしれません。

小さな子供であれば、感情が、泣き叫ぶなどの行動にあらわれるかもしれませんが、年齢を重ねてくると、耳を塞ぎ、これ以上傷付かなくても良いように自己防衛の行動をすることもあります。

言葉には出さなくなりますが、大好きな両親が傷つけあう姿は見たくもないし、声を聴くのも辛いものです。

子供が「捨てられるのではないか」と不安がる

両親の夫婦喧嘩は、子供の心に「捨てられるのかもしれない」という不安を生み出します。

自立生活が出来ない子供にとって、親は子供にとっての生命線です。

言い争う姿を見て、「どちらかが居なくなるかもしれない」という不安は、そのまま自分の生存に直結する重大な問題になりえます。

また、夫婦喧嘩があると、子どもは自分のせいだと思う傾向があります。それが健全な成長を妨げることも。現在は、夫婦喧嘩を子供の面前で行うことは心理的虐待と受け取られることもあります。十分、注意しないといけません。

夫婦喧嘩から離婚に至るまで

売り言葉に買い言葉で余計な一言から後に引けなくなる

夫婦喧嘩から離婚に至るまでは、売り言葉に買い言葉で余計な一言を言ってしまったがために、ケンカの終止符を打てず、後に引けなくなることがあります。

思い通りにならない事や気に入らないことがあった時、誰もが感情的になって、行動の抑制ができなくなり、言葉や態度に出てしまうことがあります。

一旦口から飛び出した言葉は、取り消すことが出来ないので、相手の心を傷つけたり、逆鱗に触れたりして、更にケンカが悪化するのです。

余計な一言をつい口走ってしまったせいで、終わらせるタイミングを見失い、後に引けなくなり、長引いてしまいます。

感情的になり話し合いができず、向き合えなくなる

離婚に至るまでには、話し合いの中で、感情的になり、お互いに向き合えなくなるというプロセスがあります。

問題を解決するためには、話し合いをする事がベスト。しかし、毎日顔を合わせている夫婦が改めて話し合いをしようとしても、いつものクセが出てしまいます。

相手を攻撃する言葉をついつい使ってしまったり、理詰めで有無を言わさないようにしたりと、いつもの自分たちのコミュニケーションのパターンになってしまうことが少なくありません。

冷静な話し合いが出来ず、つい感情的になってしまうので、ちゃんと問題に向き合えなくなり、いかに納得させようかと勝敗に意識が向いてしまい、本筋が解決しないままとなります。

パートナーの意見を受け入れられず共同生活に対する拒否が生まれる

夫婦喧嘩から離婚に至るまでに、パートナーの意見を受け入れられずに、共同生活に対する拒否が生まれます。

どうしても相手の考え方に納得できなかったり、説明しようとしても話の腰を折られて解決する前に再び険悪ムードになったりと、一緒にいる空間さえも嫌になってしまうもの。

「どうして一緒にいないといけないの」と夫婦であることに違和感を覚えてしまい、別居や離婚の道を考え始めます。

夫婦喧嘩での仲直りの仕方

次の日に何気ない顔で話しかける

夫婦げんかで仲直りする方法として、次の日に何気ない顔で話しかけるというものがあります。

パートナーとは、毎日休みなく同じ顔を突き合わせる関係。しょっちゅうケンカをしたとしても、同じ内容を引きずらないのがポイントです。

「寝たら忘れるタイプ」と自慢げに話す人もいますが、実はとても賢い方法と言えます。

生きてきた環境も親も育ち方も違う二人が、一緒に生活をするという事は、摩擦が起きない訳がないのです。

しかし、お互い支え合って共に生活すると決めたのなら、ケンカしても引きずらないのがベスト。

次の日に何気ない顔をして明るく「おはよう」と声をかけ、いつも通り朝の準備や帰宅してからリラックスできる空間づくりを意識しましょう。

夫婦喧嘩の仲直りのために大好きな食べ物をきっかけにする

一つの工夫ですが、予め、仲直りメニューを決めておき、夫婦喧嘩をしたら晩御飯の食卓から仲直りのきっかけを作っていきます。

お互い好きなメニューであれば、見ただけでホッと安心できるので、二人が仲良く話が出来るタイミングで一緒に決めておきましょう。

ハンバーグやカレーなど、メジャーなメニューの方が、いつでも作りやすいと言えます。

それで仲直りできなかったとしても、仲直りしたいという意思は示すことができます。

喧嘩をして仲直りのきっかけがつかめない時には、晩御飯に期待。お互いの好きな食事を用意したり、外食をしてもいいかもしれません。

食卓で仲直りメニューを見たらケンカは終わり。水に流して、食事を楽しみましょう。

夫婦喧嘩の中で自分が悪いと感じる部分を見つけて謝る

夫婦喧嘩をしたら、自分が悪いと感じる部分を見つけて謝るという方法で仲直りをします。

喧嘩両成敗とは昔から言いますが、争いになった時には、どちらか一方が完全に悪いという場合は、よほどのことが無い限りはありえないはずです。

「突っかかってきたのはむこうだけど、私もあの時素直に受け止めておけばよかった」「嫌な言い方をされたけど、その場で言い直してもらうように伝えれたら言い争いにならなかった」など、どんなに些細なところでも、自分の非を認めます。

素直に言葉に出し、「○○の部分が悪かったと思っている、ごめんなさい」と謝りましょう。

怒りの伝染が起きていたり、引くに引けなくなっているだけだったりする場合、軽いケンカは大抵収まります。

直接いいづらかったら、LINEなどのSNSやメールを利用してもいいですね。

夫婦喧嘩ばかりのカップルがカウンセリングを受ける理由

自分たちで解決できならそうしてますよね。二人だけでは解決が難しい場合にカップルカウンセリンはとても有効です。

夫婦喧嘩に中立な立場の人が冷静に話を聞いてくれるから

夫婦喧嘩ばかりのカップルは冷静な話し合いができていません。中立な立場のカウンセラーが冷静に話を聞き、お互いの感情に注意をはらいながら、対話を促していきます

夫婦カウンセリングは、二人で解決できない問題に一緒に向き合ったり、問題となるコミュニケーションに気づけるようにしたり、ときに今後どう進めればいいのかアドバイスも提供します。

どちらか一方に肩入れしていては、アドバイスどころか問題解決もままならないので、カウンセラーは必ず中立な立場となります。

感情的になっている二人の間に、中立な立場の人間が入り、冷静に話を聞いてくれることで、辛さが和らいでいき、冷静な会話ができるようになります。

何に対して苛立ちや悲しみを抱えているのか分かるから

夫婦喧嘩ばかりが辛いカップルは、カウンセリングを受けることで何に対して苛立ちや悲しみを抱えているのか分かるようになります。

感情的になってコミュニケーションをしている間は、自分でも理由が分からない涙が止まらなくなったり、奥底から沸き上がる感情がどうして収まらないのか理解できません。

夫婦カウンセラーは、どうして喧嘩になっているのか、豊富な知識をもとに推測することが出来ます。また、夫婦はお互いに、過去の傷つき体験やトラウマに知らずに触れている可能性があり、そのことにも焦点をあてることがあります。

カウンセリングをすすめていくと、自分が何に傷ついているのか、自分の欠点や思い込みが見つかり、落ち着いて話し合いができるようになります。

心理学の観点から夫婦喧嘩の関係修復に向けて前進するから

夫婦カウンセリングでは、問題となるコミュニケーションのパターンを見つけて、改善のための具体的な方法を一緒に考えていきます。喧嘩をした時、喧嘩が長引く時は、専門的な心理学の観点から、関係修復に向けた行動を実践していきます。

心理学は、ビジネスで活用できるものや人間関係を円滑にするものなど、たくさんのヒントがあります。

専門的視点から、あなたとパートナーには、何を解決するべきなのか、カウンセラーが一緒に向き合います。

言い争いの種となった出来事があったとしても、実は日頃からプライドを傷つけていた言葉に怒りを感じていたり、一方的に決めつける考え方に不満を持っていたりするもの。

根本的な原因を見つけるには、客観的に自分を見つめる力や心理学的な視点が役立ちます。喧嘩を解消し、不仲となっている関係を修復する一歩を踏み出しましょう。

夫婦喧嘩を二人だけで解決できない時にはプロのカウンセラーの手を借りる

夫婦喧嘩はプライベートな問題だからこそ、不仲が深刻化して離婚に繋がるケースも多くあります。

言い争いが頻繁に行われる家庭なら、子供への影響も大きく、心の深いところまで傷つけている可能性が大いにあります。

「今のままでは良くない」と考えているなら、プロのカウンセラーによるカウンセリングが、問題解決や関係修復のきっかけになると思います。

夫婦・カップルカウンセリングは金沢で対面でのカウンセリングを行っておりますし、オンラインカウンセリングでも受け付けております。

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